映画「はじまりの日」先行上映会で観ました
名古屋出身の日比遊ー監督の新作「はじまりの日」
友人が先行上映会を主催してくれたので娘と2人で名古屋へ観に行ってきました。
はじまりの日。
そう聞いたとき、何の始まりなのか?と思いました。
公式サイトであらすじを読むと、心を打つものがありました。
この映画は「誰だって、いくつになっても、始められるんだよ」ということを教えてくれる素晴らしい映画です。
メンタルが不安定なシングルマザーと2人で暮らし、生活と母のために夢も希望も抑え毎日清掃員の仕事と家庭の往復の日々だった若き女性と、元人気バンドのボーカリストだったが薬物中毒で受刑し、古アパートで再起を始めたシニア男性との出会いから始まる物語。
この映画はオールロケ名古屋。実際に最近まで名古屋に存在した古い古いアパートが舞台でした。
今もこれに近い暮らしをしている人は日本に沢山いると思います。
私も母子家庭でとても古い借家で育ちましたので、当時の母がどんな思いで生活を回してくれていたのか、また少し想像ができたように思います。
無いものに目を向けたらキリがありませんが、こういう暮らしをしている人たちも世の中に沢山いることを想うと、今在るものへの感謝に溢れるものですね。
そして自分のできることで社会で困っている人たちに何か少しでもつながる貢献ができたらいいですよね。
それには、自分と自分の暮らしが整うことが、大切です。
内容を語り出すとネタバレになってしまうので控えますね(笑)
とにかく映画館で観てほしいです!!!
日比監督のトークショーもあり、監督は40歳をすぎてから映画監督の道に進むようになったことを聞きました。
この映画の物語と、監督の想いが重なり、いくつになっても諦めず挑戦することの大切さをたくさんの人に届けたい想いが響き渡った、そんな映画に感じました。
主演の男性は元J-WALKのボーカル、中村耕一さん。実際にご自身は薬物中毒で受刑し、一度はバンドを解散します。それでも歌が好きな想いと、仲間の愛に支えられ、再結成されました。
そんな実話のエピソードと重なる役柄に抜擢され、中村さんだからできる役柄だったと思います。
J-WALKの有名な曲
「何も言えなくて・・・夏」
監督は仰っていました。
「是非2回3回と観てください。そして、歌の歌詞に注目して下さい」と。
歌は全部英語で、監督の作詞です。
どれも本当に心打つ歌詞と感動の歌ばかりでした。
未来の宇多田ヒカルとも言える歌姫「遥 海」さんの素晴らしい歌声を、ぜひ映画館で大切な人と味わってくださいね✨
良い物語を見ることは良い人生を作ることを、脳科学で証明されていますよ😊
なので私は研修だと思って堂々と観ています(笑)